自動車事故、起こしてしまったらどうするの!
忘れもしません、平成29年8月3日午後7時頃、自宅に警察から電話が入り、娘が交通事故を起こし病院へ救急搬送されたとのことでした。
「車は大破して田んぼに落ちているので大至急業者さんを手配してできるだけ早く回収してください。」矢継ぎ早に警官の指示が続いてきます。
病院からは、「治療の相談があるから家族の人、大至急来院してください」と矢の催促。その時、私の頭は真っ白でした。
自分や家族が交通事故を起こした時どうする、どう対応するかを日頃からシュミレーションして置かないといざという時、対処ができません。
今回は、交通事故の対応についてご紹介いたします。
警察の連絡、事故車の回収は、どうやってやるの!
我が家の場合は、事故現場が遠く、土地勘がないところでしたから回収業者も全く心当たりがなく、やむなく電話してきた警官に「適当な業者を手配してください。」と依頼しました。
翌日、娘の車を田んぼから引き揚げて自分の修理工場に回収した業者さんから「昨日、車を田んぼから引き揚げて自社の工場に保管してあるから後の処置をお願いします。」と自宅に電話がきました。
早速、工場にいったら事故現場から3㎞位の所に工場があり、そのすぐ近くに我が家で車検や修理を依頼している自動車会社があったのです。
そしてその自動車会社は、我が家で加入している任意保険会社で事故車の引き上げや牽引の指定工場にもなっていたのです。事前にこの事を知っていたらすぐにここに連絡し、適切に処理してもらえたことでしょう。
娘の車の保険は事故後の回収、牽引費用を補償する内容ではなかったので見ず知らずの業者さんから7万円の回収費用と1万円の廃車費用を請求されました。
保険会社の指定工場に依頼していたら回収費用も廃車費用ももっと安く出来たと思います。
またJAFに依頼すると会員外でも回収費用は、17,880円・けん引費用・2,190円(1㎞につき730円)の合計20,079円で済む計算です。約5万円くらい損をしました!残念‼
会員はもちろん全部無料です。JAFの個人会員の会費は入会金2,000円・年会費4,000円の合計6,000円です。家族に1名会員がいると家族5人まで家族会員として入会でき、会費は入会金0円・年会費2,000円で入れます。
我が家では、息子が会員になっていたので早速、娘を家族会員に入会させ、これで万が一でも一安心です。
保険会社の連絡どうするの!
交通事故を起こした時、任意保険会社は出来るだけ早く連絡した方が良いでしょう。どうするか迷っている暇はありません。
我が家の場合は、9時頃になってしまいましたが保険会社に電話しました。24時間対応のオペレーターが電話対応してくれて、翌日地元の担当者から電話がありました。
保険会社に連絡が取れればとりあえず、一安心です。事故現場、事故の詳しい状況や事故の物損、事故の相手、相手の怪我の状況、車の破損状況などを担当者が調査して報告してくれます。
交通事故で健康保険は使えるの?
交通事故で怪我をしたら、その治療に国民健康保険や社会保険など保険が使えるのでしょうか。
交通事故で怪我をした時の治療に健康保険は使えますが「第三者行為による傷病届」を各保険組合に提出する必要があります。
届書をすぐに提出できないときは、取り急ぎ事故等の状況を電話等により知らせ、後日、できるだけ早く届書の提出が必要です。
任意自動車保険に加入している場合は原則、保険会社が健康保険組合に届けることになっています。
娘は国民健康保険でしたので保険組合は市役所内になっていますが市役所から我が家に書類が届くまで、このことは全くしりませんでした。保険会社からも何の連絡もありませんでした。
自動車事故等の第三者行為によりケガをしたときの治療費は、本来、加害者が負担するのが原則です。しかし、業務上や通勤災害によるものでなければ、健康保険を使って治療を受けることができます。
しかしこの場合、加害者が支払うべき治療費を健康保険が立て替えて支払うこととなります。そこで、保険組合が後日、加害者に対して健康保険で給付した費用を請求する際に「第三者行為による傷病届」が必要となるのです。
傷病の原因により必要な書類が異なりますので保険会社の担当に連絡をしてください。
まとめ
「自動車事故、起こしてしまったらどうするの!」をまとめました。
・交通事故を起こしたら任意保険に加入している保険会社に連絡し、事故現場に近い協力自動車会社に事故車の処理を依頼しましょう。
・交通事故で怪我をした時の治療に健康保険は使えますが「第三者行為による傷病届」を各保険組合に提出する必要があります