かんぽ生命保険の不正販売!その三つの手口とは!
郵便局員によるかんぽ生命保険の不正販売が大問題になりましたががその不正販売の三つの手口が解明されてきました。
郵便局は地域の隅々まで存在し、民営化になってもまだ、大部分が保たれています。
お年寄りにとっては、非常に親しみやすい金融機関です。
お年寄りは郵便局を信用して、いわれるがままに保険を解約したり契約したりしています。それを簡単に裏切って、自己の手当優先、営業成績優先、顧客を無視した局員の利益を優先にした結果、おきてしまったのが保険の不正販売です。
今回はこの不正の三つの手口をご紹介します。
かんぽ生命保険の無保険期間ができるケース
かんぽ生命の解約後3カ月以内に新規の保険に加入すると、局員の手当てが半額になるので手当てが満額になる4カ月後に新規の保険に加入させる手口です。
解約後は新規加入まで無保険期間となるので万が一、この無保険期間に病気や災害が起きた時、何の保証も得られません。
顧客に保険料を二重に払わせていたケース
顧客が保険を乗り換えるために新しい保険を契約します。この時に古い保険をすぐに解約せずに6カ月以上経ってから解約します。
この間、新しい保険と古い保険の二つに加入していることになりますので保険料の2重払いが生じ、顧客に不利益が生じます。しかし局員には新規加入としての実績と満額手当てがでます。
新しい保険に加入してから6カ月未満で古い保険を解約すると単に保険を乗り換えただけと判断されて手当ては半額になるのです。
郵便局を信用している顧客のことは、一切考えない、自分の営業成績と手当だけを考えている局員の行動です。
保険を解約したが新しい保険にはいれない、無保険のケース
古い保険を解約してすぐに新しい保険に入らせると、単に保険の乗り換えとなり局員の手当てが半額にたるため、3カ月以上伸ばされ、4か月後にいざ、入ろうとしたら病気したりして新しい保険の審査が通らず、保険に入れなかった。
古い保険のままいれば良かったのに局員の口車に乗せられて解約したため、無保険状態になってしまいました。
まとめ
不正販売の手口を簡単にまとめてみました。
・今の保険より条件の良い保険があると言って解約させ、4カ月後に新規の保険に加入させる手口。(4か月間、無保険状態となる)
・今の保険より条件の良い保険があると言って新しい保険に加入させて、旧保険は、適当な期間がきたら解約させる。(保険料の2重払い)
・今の保険より条件の良い保険があると言って、解約させて、4カ月後に新規の保険に加入させようとするがこの間に病気をして審査が通らず保険に入れない。(無保険状態)
このように顧客の利益を無視した自分たちの手当優先のため、多くのお年寄りが被害を受けました。非常に悲しいことです!