花粉症は春だけかと思ったら秋にもあるって 本当!

花粉症は植物の花粉が原因で起きます。春にはスギやヒノキの花粉が原因で起きますが秋にも花粉を飛ばす植物があるのです。

 

ブタクサ・ヨモギ・カナムグラが8月から10月にかけて花粉を飛ばします。これらの植物は、河原や公園、空き地などに多く生息しています。

 

f:id:abt875c:20200927112733p:plain

 

春のスギ花粉のばあいは、花粉が大きいので目や鼻に溜まりやすいので鼻水やくしゃみ、涙目、目の充血などの症状ですが秋のブタクサ花粉は、小さいために下気道への影響があり、ぜんそくのような症状を引き起こす場合もあります。

 

今回は、秋にもある花粉症についてご紹介いたします。

 

秋の花粉症は、何の花粉で起きる!その種類はどれだけある?

 

春の花粉のスギやヒノキのように樹木の花粉ではなく、秋花粉は、草の花粉で、どれだけあるかと言うと、キク科のブタクサヨモギ、アサ科のカナムグラがおもな植物です。

 

どれもありふれた植物で、河原や公園、空き地などに多く生息していて、住宅地やオフィス街にも生息しています。

f:id:abt875c:20200927113051p:plain

ヨモギ(キク科)

 

日本で報告された最初の花粉症は、スギではなくてブタクサです。

秋の花粉症の代表的な植物で、スギやヒノキ花粉のように遠くに飛ばず、数メートルの飛距離しかありません。

 

しかし河原や公園、空き地などに多く生息していて、住宅地やオフィス街にも生息しているため知らずに近づいて花粉を浴びてしまいます。

 

f:id:abt875c:20200927113626p:plain

カナムグラ(アサ科)

 

 花粉症はなぜ起きるのか? 花粉を浴びると誰でも花粉症になるのか?

 そもそも花粉症は、どうして起きるのでしょうか?そして花粉を浴びると誰でも花粉症になるのでしょうか?

 

私の家の周りには、たくさんの杉の木があります。

 

家の周りは、山で囲まれいて多くの杉の木が植えられています。春には大量の花粉が飛びます。まわりの原野には、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラもいっぱい生息していて秋になると花粉が舞います。

 

でも我が家の5人の家族には1人も花粉症の人はいません。私が思うには、子供のころから花粉を浴びているから花粉よるアレルギー反応が起きないのでしょう。

 

花粉症は、特定の花粉が原因となって起こるアレルギー反応です。

 

人間は、細菌やウイルスなどの外敵が入ってきたときに、排除しようと働く免疫機能が備わっています。しかし、ときに体にとって無害なものまで外敵とみなして免疫機能が過剰にはたらき、体に対して都合の悪い結果を招くことがあります。

 

これをアレルギー反応と呼びます。花粉症は本来、無害であるはずの花粉によってアレルギー反応を起こし、花粉が侵入した鼻や目、耳などに炎症が起こっている状態です。

 

秋の花粉症の対策はどうすればいい?

 

秋の花粉症対策は、今行われている新型コロナウイルスの対策と同じです。とにかく花粉を浴びないように工夫しましょう。

秋花粉症の対策としては以下のようなものがあげられます。

 

・飛散の多いときは外出を控える、窓や戸をしめておく

・外出時にマスク、眼鏡をつかう。

・表面が、けばだった毛織物などの衣類の使用を避ける。

・帰宅時は衣類や髪に付着した花粉をよく払ってから入室する。

・帰宅後すぐに洗顔、うがい、鼻かみをする。

・タバコを控える。

・規則正しい生活、バランスの摂れた食事を心がける。

 

花粉症を予防するには第一に花粉を避けることが重要となります。

花粉も新型コロナウイルスと同じように人間の目、口から入り込みます。

 

外出の際はマスクと眼鏡の着用が効果的で、使用していない時と比べ、鼻や目に入る花粉を1/2~1/3程度まで減らすことができるといわれています。

 

また、喫煙は鼻の粘膜を傷つけ、鼻の症状を悪化させます。免疫力の低下によっても症状が悪化します。タバコを控えるとともに、規則正しい生活やバランスの摂れた食事を心がけるようにしましょう。

 

f:id:abt875c:20200927114140p:plain


 秋の花粉は、春のスギ花粉より粒子が小さいので下気道に入り込み、喘息のような症状を引き起こす場合がありますので注意が必要です。

 

花粉症の初診に適する診療科はどこ?

 


花粉症の症状がある時に初診に適した診療科は、鼻水、くしゃみなど鼻の症状が強い場合は耳鼻咽喉科です。

f:id:abt875c:20200927114258p:plain

 

目の充血など眼の症状が強い場合は眼科がよいでしょう。近くに耳鼻咽喉科や眼科などがない場合には、内科でも診てもらえるため、内科を受診するのもよいでしょう。

 

まとめ

「花粉症は春だけかと思ったら秋にもあるって本当!」をまとめてみました。

 

・ブタクサ・ヨモギ・カナムグラが8月から10月にかけて花粉をとばし、秋の花粉症を招きます。

 

・花粉症は、特定の花粉が原因となって起こるアレルギー反応です。

 

・花粉症を予防するには、メガネ、マスク、花粉の付きにくい衣類の着用などで花粉を避けることが重要となります。

 

・花粉症の初診に適した診療科は、鼻の症状が強い場合は耳鼻咽喉科で、眼の症状が強い場合は眼科がよいでしょう。

 

・近くに耳鼻咽喉科、眼科がない場合は、内科を受診してもいいです。