新型コロナウイルスのこれまでに見えてきた正体!
9月2日23時55分更新のニュースでは、国内の累計感染者数69,741人、新規感染者数594人、退院者数59,438人、現在感染者数8,976死者数1,327人、です。
3月1日の感染者数221人から始まり4月26日9,577人でピークに達し、そこから減少に転じ、6月19日に感染者数749人まで減少しています。
それから28日まで3桁を推移し、29日から1,020人となり、そこからまた徐々に増加に転じて第2波が到来しました。
8月10日に15,048人で第2波のピークに達し、そこから減少して9月2日8,975人となっています。
第1波の流れとしては、4月 7日 政府 特措法第32条第1項に基づく緊急事態宣言を発出。※国内の感染者数3,645人、新規感染者数368人。
2020年5月25日 緊急事態宣言を全国で解除。
※国内の感染者数1,982人、新規感染者21人。
一斉休校、外出自粛や3密の回避、テレワークの奨励、パチンコ店や飲食店の閉店要請など、人との接触を8割減とする運動効果で4月7日の緊急事態宣言から5月25日の宣言解除まで1ヶ月と18日で達成しています。
その後、経済活動を回すために外出自粛の解除、パチンコ店や飲食店の閉店解除、などの規制緩和処置で再び感染者が増加して現在に至っている新型コロナウイルスです。
3月1日から9月2日まで約6カ月間。新型コロナウイルスの正体が少しずつ分かってきました。今回は、少しずつ見えてきた新型コロナウイルスの正体をご紹介いたします。
新型コロナウイルスに感染するとどうなる?
新型コロナウイルスもインフルエンザと同じようにウイルス性の風邪の一種です。発熱やのどの痛み、咳が1週間 前後と長引くことが多く、強いだるさを訴える人が多いです。
感染から発症までの潜伏期間は1日から12.5日といわれています。しかし多く感染者は5日から6日で発症しています。
新型コロナウイルスに感染すると人体には、次の様な症状をまねく恐れがあります。
【ウイルスの増殖】
SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)などの従来のコロナウイルスによる肺炎は、ウイルスの複製、免疫の過剰反応、そして肺の崩壊。この順序で人間を襲います。
新型コロナウイルスも人間に感染すると、ウイルスを急速に複製して数を増やし、肺を侵そうとします。これが第1段階です。
【気管支の繊毛を破壊】
肺の空気の通り道である気管支の表面には、乾燥を防ぎ、病原体から肺を守る粘液を作る細胞と、繊毛を持つ細胞があります。繊毛は、花粉やウイルスなどのごみを取り込んだ粘液を押し出して、体外に排出する働きをもちます。
従来のコロナウイルスはこの繊毛のある細胞に感染して死滅させます。死んだ繊毛は抜け落ちて、ごみや粘液と一緒に気管支に溜まります。新型コロナウイルスでも同じことが起こっていと考えられています。
【肺炎を発生】
新型コロナウイルスに関する最初期の調査では、多くの患者さんが肺炎を発症して、息切れなどの症状を訴えてました。
そうなると、体は肺へ大量の免疫細胞(サイトカイン)を送り込み、損傷を取り除き、組織の修復に乗り出します。
【免疫の暴走・サイトカイン・ストーム】
これが正常に機能していれば、感染した範囲をとどめられます。しかし免疫の暴走が起きて健康な組織も破壊してしまうことがあります。これが第2段階の「免疫の暴走」サイトカイン・ストームです。
サイトカイン・ストームは、肝酵素値の上昇、白血球や血小板数の減少、血圧の低下など、全身的な症状が見られ、少数ですが急性腎障害や心不全を起こし、死亡した患者さんもいます。
次の第3段階では、サイトカイン・ストームで肺にハチの巣状の穴が開き、肺の損傷が激しくなり呼吸器不全におちいります。
ここまで来ると、人工呼吸器が必要になり、胸水がにじみ出てたまり、血液に十分な酸素を送れなくなります。
一方で新型コロナウイルス感染者の約82%の人が軽症で済んでいます。
重症化する患者さんは、高齢者で持病をもっている患者さんが多いようです。
【血栓症発生】
新型コロナウイルスに感染すると、人の体はウイルスが入ってくると免疫細胞(サイトカイン)を送り込みます。
ウイルスの量が多ければこのサイトカインの量も増えていきます。このサイトカインが増えて多量になるとサイトカインが血液の凝固能に影響を及ぼし、普段よりも血液を固まりやすくしてしまいます。
これが、血栓が作られる理由の1つとしています。また、新型コロナウイルスそのものが血管内を傷つけることで血管内皮障害が起こり、血栓を形成することが考えられています。
血栓が脳の血管につまれば脳梗塞の症状が出てきます。肺の血管につまれば息が苦しい、呼吸ができないなどの肺塞栓症の症状が出現します。心臓に飛べば胸痛、胸が苦しいなどの心筋梗塞の症状が出現します。
新型コロナは再感染するって本当?
新型コロナウイルスは、どうも、再感染する人がいるようですが果たして真相はどうなっているんでしょうか?
【同じ遺伝子のウイルスに再感染】
オランダとベルギーで8月25日、それぞれ1人が新型コロナウイルスに再感染しました。オランダの患者さんは、年配の方で免疫が低下していたために再感染したようです。
ベルギーの患者さんは女性で、3月の第2週に新型コロナに初めて感染した後、6月に再び感染しました。症状は、比較的軽くて最初の感染のときに十分な抗体ができずに再感染したようです。
【違う型のウイルスに再感染】
香港では、新型コロナウイルスに感染して回復した男性(33)が、約4カ月半後に再び感染しました。男性は今年3月、新型コロナに感染し4月に退院しました。しかし、8月6日~15日に英国とスペインを旅行し、香港に戻った直後の検査で2度目の感染が判明しました。
男性に目立った症状はなく、21日に治療施設から退院しました。
1度目と2度目のウイルスの遺伝子を分析した結果、一部の配列が異なっていたということです。
新型コロナの感染後に体内にできる抗体は短期間で減少し、インフルエンザのように再感染する恐れがあるようです。そのため、感染歴がある人も「俺は1度感染しているから大丈夫だ!」などと豪語しないで、マスク着用などの感染防止策を継続するべきです。
再感染の人は、いずれも症状は軽いそうです。
新型コロナウイルス感染者は、いつまでウイルスを吐き続けるの!それから逃れる方法は?
新型コロナウイルス感染者は、一体いつまでウイルスを体外に吐き続けるのでしょうか?そしてそれから感染を防ぐ方法は、どうすればいいのでしょうか。
【最初の数日間で終わり】
研究チームは、「発症から9日後以降に喉をぬぐった綿棒や唾液サンプルからは、ウイルスを培養することができなかった。」としています。
この研究から、感染者が最初の数日間に大量のウイルスを排出することも明らかになりました。この排出されたウイルスが飛沫や接触によって他人の体に入ることで感染します。
【飛沫感染】
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の人がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。
感染者に唾をかけられて感染したニュースがよくありました。
飛沫感染を防ぐには、マスク着用、ソーシャル・デスタンスを守る、
3密を避けましょう。
【接触感染】
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の人がそれを触ると ウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜か
感染します。
接触感染を防ぐには、外出から帰宅後は、石鹸で手洗いするか、手をアルコールで消毒しましょう。ウイルスが手についてもその手で口を触ったり、鼻や目を触らないとウイルスは、体内に入りません。
体外に出た新型コロナウイルスはいつまで生きているの?
新型コロナウイルス感染者から吐き出されたウイルスは、いったいいつまで生き残るのでしょうか?
新型コロナウイルスは、段ボールの表面では最長24時間、プラスティックやステンレスの表面では最長2〜3日ほど生存していたそうです。また、エアロゾルの状態では、最長3時間は生存していたそうです。
だから私は郵便物や宅配便でも怖がっています。小包などは玄関先に置いた入れ物に印鑑を用意していて配達員におしてもらい、玄関先の専用の台に置いてもらってます。
3日後くらいにやっと開封するようにしています。私は持病の有る身ですから感染したら怖いのです。
テーブルやイスに付着した新型コロナウイルスは、62~71%のアルコールで消毒すると1分以内で不活性するようです。また0.1%の次亜塩素酸ナトリウムが含まれる家庭用漂白剤で表面を消毒すれば、アルコール消毒と同様の効果が得られるようです。
私は、近くスーパーで無料配布している次亜塩素酸水を使用して消毒しています。でも最近TVで放映されていましたが次亜塩素酸水での消毒は、たっぷりと次亜塩素酸水をかけないと効果がないということでした。